「エネルギーや食料はなくなるが「なぜ」の答えは尽きない」(『コンサルタントの秘密』ワンバーグ)

・自分の損得に関係する「自分の問題」を解く場合は「なぜ」は有効。
・自分の損得に関係しない「どうでもいい問題」に「なぜ」を考えるのは無駄。
・問題解決に貢献しない「なぜ」を考えたり、調べたりするのは無駄。
・たとえば「問題Aを解決するにはBすればいい」と分かったとする。
 このとき「<なぜ>Aが発生するのか?」「<なぜ>Bが効果があるのか?」などを考えても得るものはほぼない。
 「AにはBをすればいい」と割り切って問題を解決して切り上げる。
・多くの問題は「なぜ」がわからなくても解ける。「なぜ」を回避して解けない場合だけ「なぜ」に取り組む。
・「なぜ」は奥深い割に問題解決に貢献しない場合が多い。
・原則HOWで考える。HOWで手に負えない例外時だけWHYも考える。
・受験数学も同じ。解ければOK.「なぜこんな解き方を思いつくのか?」「なぜこんな解き方で解けるのか?」と考えていては一生終わってしまう。
 「Aの時はBのやり方で解く」「CのときはDのやり方で解く」とHOWだけ抑えれば結果が出る。
・「何事も疑問を持つことは重要だ」と言われるが不正確だ。
 「問題解決、成果に資する場合のみ疑問を持て、問題解決、成果に資することがない場合は無視せよ」
・知っても無駄なこと、考えても無駄なことは多い。
 「必要なことを、必要な時に、必要なだけ、知り、考える」
・「頭のいいつもりの人」がWHYの呪いにかかりやすい。
 「頭のいい人」はHOWで割り切ってどんどん成果を出す。

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