・厳しい監視と適切なフィードバックがある
 →きちんと行動、高クオリティの成果を出す
・厳しい監視と適切なフィードバックがない
 →テキトウな行動、低クオリティの成果を出す

「他人の能力を引き出す」
1.箸の上げ下ろしまで口をだすようなマイクロ・マネジメント
2.いつ、どこで、なにを、どうするのか、まで徹底的に具体的な行動手順を与える
3.いつ、どこで、なにを、どうしてはならないか、まだ徹底的に具体的な禁止内容を書き出す
4.日々の監視、適切なフィードバック
5.手抜き、サボりを許さない仕組み化

「自分の能力を引き出す」
1.測定・記録を付けることでフィードバックを得る
2.厳しい監視者を見つける
3.手抜き、サボりを許さない仕組み化
4.いつ、どこで、なにを、どうするのか、まで徹底的に具体的な行動手順を書き出す
5.いつ、どこで、なにを、どうしてはならないか、まだ徹底的に具体的な禁止内容を書き出す

子供の頃は親、教師などの厳しい監視者がおり、フィードバックもされているので、最低限の読み書きと計算はできる様になっている。
もし、監視者なしフィードバックなしならば最低限の読み書きと計算も身につかない可能性が高い。

大人になると上司はいるが、親、教師ほど厳しい監視者でもないし、フィードバックも頻繁にされないので、十分な成果を出せない。
大人になると馬鹿げた言動やをしても周りはテキトウに流して、フィードバックしてくれないので馬鹿げた言動は治りにくいし、加速する可能性もある。

大人が成長するにはフィードバックをくれる人を作り、さらに自己監視する仕組みが必要になる。

「人=内生要因(性格、能力)+外生要因(環境、仕組み)」
一般に内生要因に注目されがちだし、内生要因の問題とされがちだが、外生要因を変えるほうが容易で効果が大きいことも多い。

・学者は査読者に事細かにチェックされる査読論文を書くより、メディアでテキトウな発言をするほうが楽なのでメディア知識人になる。
・肩書が立派でも専門的なチェックをされてない発言を信用してはいけない。
・肩書と関係なくきちんとした査読論文に基づいた発言は信用してもいい。
・きちんとした査読論文を書ける人が、チェックなしのメディアなどでまともな発言をするとは限らない。
・デタラメな事を言う人間がメディアから排除されないのは、情報の受け手が素人で、フィードバックを受けないから。
・フィードバックがないとデキる人でもバカになる。バカはますますバカになる。
・オリンピック選手には超一流コーチが付いていてフィードバックを受けている。超一流の彼らにもコーチが必要なのだ。
・人間は一般的に怠け者でいい加減な存在だが、人に厳しくチェックされているとそれなりのクオリティの成果を出せる。
 →他人も自分も厳しく監視、チェック、フィードバック、仕組みが必要
・自分を高めるフィードバックシステム、仕組みを持っている人間は強い

一人の人のなかに「ゆるい部分」「しっかりしている部分」のに種類がある。
1.ゆるい部分
 親、教師、上司、査読者といった厳しい監視者にチェックされフィードバックを受けていない。
2.しっかりしている部分
 親、教師、上司、査読者といった厳しい監視者から正確なフィードバックを受けている

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