フィクション、エンタメの危険性

・ストーリーを面白くするために山と谷が作られている。
・問題が解決しそうになると、ちょっとした横やりやミスで解決が失敗してストーリーの山から谷へ移行する。
・正常、通常なものでなく、異常なもの、非常事態を取り上げる。
・作り手が、受け手の興味を引きつけるためにフィクション特有のパターンを用意している。
・フィクション特有のパターンは現実とは関係なく、面白いストーリーを作るのに役立つだけのもの。
・フィクションのストーリーは、思考に良くも悪くも影響を与える。おそらく悪影響のほうが多い。
・作り手は客の金を巻き上げるために、興味を引くストーリーを作っている。客は金、時間≒命、思考力を奪われる。
・フィクション好きは作り手に人生を食い散らかされているが、それに気づかない。夢見心地で食い散らかされて「楽しみながら死んでいく」。

・フィクションは時間の無駄。
・フィクションは思考や世界観を捻じ曲げる。
・フィクションは注意力を消耗させる。
・フィクションは人生のアヘン
・他人の作ったフィクションに時間、注意力、金を使い、思考を捻じ曲げられているのが『楽しみながら死んでゆく』現代人である。
・『楽しみながら死んでいく』人たちは「自分の人生」を生きることでなく、「架空の世界」や「他人の人生」を覗き込んで生きている。

ウラジミール・プロップが発見した昔話のパターン