人間の大半は自分の考えや行動を変えたいと思っていない。

したがって「具体的にどうするかという詳細な行動計画」でなく「へぇ、なるほど」という感想が出て来る程度のジャンクフード的情報がネットに大量に流通することになる。(「◯◯するための10の方法」など)

変えたいと思っても、どうやって変えていいかわからないので意志力頼りなどの間違った方法で変えようとして失敗する。

「自然の理法は、生成発展の性質を持っておるんやから、ものごとは、この自然の理法にのっとっておるならば、必ず成功するようになっておる。成功しないのは、この自然の理法にのっとっていないからで、それは自分にとらわれたり、なにかにこだわったりして、素直に自然の理法に従うようなことをせんからやな」(松下幸之助)

この言葉は深い。
殆どの人は「人間の行動や思考の理法」をわかっていないので、間違ったやり方で習慣を変えようとしたり、タスク管理をしようとしている。

人間の行動や思考の理法とは
・楽しくない習慣を身につけるのは極めて困難
  →マイクロステップ計画などのテクニックであれば可能

・楽しい習慣を身につけるのは極めて容易
  →悪い習慣を身に付けないように近づかない

・楽しい習慣をやめるのは極めて困難
  →新しい習慣の多く(楽しくない、体感成果なし)はほぼ身につかない。しかしマイクロステップ計画であれば身につけることが可能。

・頭のなかで考えただけのことはほぼ実行しない、実現しない
  →TDL、NTDL、習慣リスト、プロジェクトシートなどに詳細・具体的に書く(外化)することで思考や行動を大きく変えることが可能。

・曖昧では判断麻痺になりやすい
  →「いつ、何の次、どこ」といったトリガーを設定すれば先延ばし、やり忘れはかなり減らせる。

・遠くの目標、大きすぎる目標にやる気は出ない 
  →日々の行動達成をターゲットにする。

・他人の目を強く気にする 
  →多くの人に結果目標や行動目標を宣言、そして頻繁に報告する。
  →一緒に活動する仲間を作る

・報酬と罰に敏感
  →行動達成によって報酬or罰の計画と作る。他人を巻き込んでもいい

・記録を取らないといい加減になる(自分の目を使う)
  →セルフモニタリング、記録を取ることでごまかせなくなる

メンバーのみ編集できます