『困った時の情報整理』(東谷暁)

<コメント>
情報整理だけの本でなく、著者の知的生産の技術本

<内容>
・眠くなる、集中できないならば「何を知りたいのか」「なぜ読んでいるのか」はっきり意識する。
・星新一のアイデアは考えているときより、考えた後に別のことをしているときに出てきやすい。
・ホワイトボードにポストイットを貼り付けて図解
・梅棹『知的生産の技術』、川田『発想法』『ネパール王国探訪記』
・川田はネパールから帰国後、ノートを見ても雑然としているので、ノート内容分解し
 多数のカードに書き出しそれを分類したところ思考が整理され論文を書けた。
・予断を持たせないために未開のフィールドワークをする人類学者に方法論だけ教えて
 事前情報を教えずに送り出したが、それでは上手く行かなかった。一定の知識必要。
・1.きちんとした構成など考えず、気分のまま接続詞を多用してガンガン書く。
 2.接続詞を外して文章を並び替える
 (接続詞を多用すると意外と書けてしまう。それを後で手直しすればいい)
・編集者時代に、ワープロを導入した作家の文章の緊張感が失われたのを体験した。
 ワープロは文章や思考の何かを変えている。
 日常的に手書きをする機会を増やす必要。

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