概説

やりたい事を我慢することにも、やりたくないことに取り組むのにも使えるインスタント解決法。
ただし万能ではない。強い欲望、強い抵抗感がある場合は難しい。
・やりたくない行動に対しては「冷静になる」「合理的思考を取り戻す」「感情ハイジャックを潰す」テクニック
・やりたい行動に対しては「カウントダウンで行動への踏ん切りをつける」テクニック

SSDも参照

やりたい気持ちを抑えたい

・「10数えたら○○をする」と考え10数え、○○をやる
・◯◯は
 1.やりたい事の邪魔となる行動
 2.やりたい事から遠ざかる行動 
 3.やりたい事と同時に出来ない行動

(例)テレビを見たい気持ちを抑える

・付いているテレビを見ずに部屋の外へ行くべき時
・手順を考えると以下のようになる。
・上流のスモールドミノは(1)である。(1)を実行する事にフォーカスすればそれ以降の行動を行いやすくなる。
・いきなり4というBDは倒しにくいので、SDを見つけてそこから手を付ける。

1.リモコンを手にする
 「10数えたらテレビのリモコンを手にする」
2.スイッチを切る
 「10数えたらスイッチを切る」
3.立ち上がる
 「10数えたらスイッチを切る」
4.部屋の外へ行く
 「10数えたらスイッチを切る」

今やっていることを切り上げたい

・「10数えたら○○をやめる」と考え10数え、○○をやめる
・「10数えたら○○する」と考え、10数え、○○をする

(例)今見ているサイトを切り上げたい

1.目を使って見ている          「10数えたら目を閉じる」
2.サイトはマウス、キーボードを使っている「10数えたらマウスとキーボードから手を離す」
3.ページを使っている          「10数えたらこのページを閉じる」
4.次の望ましい行動をする        「10数えたら○○(望ましい行動)する」

(例)今考えていることを切り上げたい

1.冷静になるために視野を遮断      「10数えたら目を閉じる」
2.考えを追い払う            「10数えたら立ち上がって少し歩く(体動かす)(トイレに行く)(水を飲む)」
2.○○を考えない            「10数えたら○○を考えるのをやめる」
3.次の望ましい行動をする        「10数えたら○○(望ましい行動)する」

(例)

やりたくない気持ちがある

1.望む行動につながるSSDを見つける
2.「10数えたら○○(SSD)をする」と考え10数え、○○(SDD)をやる
3.SSDを実行する

・はじめの一歩(SSD)を踏み出すと後はうまくいきやすい。
・カウントするということそのものがすで行動になっている。

(例)電話したくない気持ちがある

1.携帯を手に取る 「10数えたら手に取る」
2.電話アプリを開く「10数えたら電話アプリを開く」
3.電話する    「10数えたら電話する」

(例)本を読みたくない気持ちがある

1.立ち上がる 「10数えたら、立ち上がる」
2.本を取る  「10数えたら、本を取る」
3.読み始める 「10数えたら、本を開いて読み始める」
→この場合は「立ち上がる」がUSD。

(例)メールを書きたくない気持ちがある

1.PCの前に座る     「10数えたらPCの前に行って座る」
2.エクスプローラー起動
3.メールサイト画面に行く「10数えたらメールサイト開く」
4.メールの新規作成する
5.メールを書く     「10数えたらメール書く」
6.メールを出す

(例)掃除したくない、整理整頓したくない

1.立ち上がる「10数えたら立ち上がる」
2.掃除道具を取りに行く「10数えたら掃除取りに行く」
3.掃除道具を持って部屋に戻る「10数えたら部屋に戻る」
4.掃除を実行する「10数えたら掃除始める」
(いきなり4から始めても大丈夫ならば4でいい。だめならば1から試す)

(例)計画を書きたくない

1.紙とペンを用意する      「10数えたら紙とペンを用意する」
2.紙に思いついたことを書き出す 「10数えたら計画を書く」
3.実行する

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