まずTODOリストに書き出して、それを予定表に流し込むというのが良いだろう。

・生産性が極めて高い人たちは「ToDoリスト」でなく「予定表」を使う。

・オリンピックのアメリカ代表として金メダルを7個獲得したシャノン・ミラー
「(選手として)練習をしていたころ、私は家族の時間、日々の雑用、学校の勉強、オリンピックに向けた練習、容姿の手入れ、その他のしなければならない項目を、
非常に細かい予定表に書き出して、これらの間のバランスをとっていた。優先順位をつける必要に迫られていた。現在に至るまで、私はほとんど分刻みの予定表を用意している」

・デイブ・カーペン氏は2つのスタートアップ企業を共同創業者として成功させたほか、ニューヨークタイムズ紙でベストセラーになった本の著者でもある。
「その事柄が私の予定表にのっていなければ、それは完了しない。しかし、予定表に書かれていれば、完了する。
日々の会議や書類の確認、執筆その他の必要な活動をこなすため、私は予定表に15分刻みで書き込んでいる。
私に会いたい人とは誰とでも会う機会を設けるようにしているが、その時間は『オフィスアワー』として週1時間だけ取ってある」

・クリス・ダッカー氏は起業家、ベストセラー本の著者
「私はとにかく予定を書き込む。それだけ。1日ごとにすべきことを予定表に書き出していく。ソーシャルメディアに30分。電子メールのやりとりに45分。
これらを予定表に記入する。オンラインでやりとりするチームメンバーとの情報交換も予定に入れる。つまり肝は、もし予定表に入っていなければその事柄は完了しないということだ」


■自分の価値観を反映させる
1.予定表上で項目ごとの基本の所要時間を15分だけにする。
グーグルカレンダーやアウトルックのカレンダー機能を使うと、新しい予定をカレンダーに追加した際に所要時間が自動的に30分か60分とられる
(編集注:手動ではその限りではない)。生産性が極めて高い人たちは業務ごとに必要最低限の時間しか使わない。
2.自分の人生において最も重要な事柄の時間帯を最初に確保する。自分の下に届く依頼をすべて引き受けてランダムに予定表を埋めてはいけない。
自分の人生とキャリアのうえで優先順位の高い事柄を明確にし、予定表ではこうした優先項目のための聖域をあらかじめ設けておくべきだ。
優先項目のなかには、上司に指示された戦略づくりに毎朝2時間使うといった内容も入るだろう。
しかし同時に、自分の予定表にはエクササイズとかデートに出かける夜など自分の人生の価値の根幹を成す事柄も入れておくべきだ。
3.すべてを予定表に組み込むことだ。数分おきに電子メールを確認するかわりに1日3回、メールを確認する時間を確保する。
ToDoリストに「妹に電話する」と書くかわりに、予定表に入れてしまえばいい。
さらに良いのは、毎日午後の決まった時間に「電話する時間帯」を設定することだ。 こうして「予定されたこと」が実際に「完了したこと」となっていく。

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