やり過ぎ厳禁! 「適度な運動量」ってどれくらい?
運動し過ぎは男性ホルモン減らし、死亡率も上昇
・100万人以上の女性を対象にした大規模な調査からも、運動のやりすぎはマイナスになることが分かっている
・あるレベルまでは運動量が多くなるほど発症のリスクが低くなっていったが、
 ウォーキングやサイクリングなどの運動を「毎日欠かさず行う人」は、
 逆に心臓病や脳血管疾患のリスクが高い
・統計上、1ヵ月に200キロ以上走るとケガの発生率がグッと高まる
・熱心に練習するランナーにLOH(late-onset hypogonadism)症候群とよく似た症状が見られる
・テストステロンは適度な運動をすると分泌量が増えるのだが、フルマラソンのような激しい運動をした直後にはガクンと減る
・走る距離が100キロくらいまではテストステロンの分泌が増えるが120キロ辺りから減り始め200キロを超えると大きく減る
・月200キロということは、毎日約7キロ
・中高年の市民ランナーには大会中に突然死する人が多い。
 テストステロン値が低いと、循環器系疾患による死亡率が高まる
・血中の遊離テストステロン値が1ミリリットル当たり8.5ピコグラム(1兆分の1グラム)未満になると、LOH症候群と診断される。
 200キロ以上走っていた人たちの遊離テストステロン値は平均3.4ピコグラムで、明らかにLOH症候群ということになる
・テストステロンが筋肉で消費されるからではないか?
・運動で筋肉が刺激されると大量のテストステロンが分泌され、筋肉に運ばれます。
 筋肉細胞の男性ホルモン受容体にテストステロンがくっつくと、細胞分裂を促進して筋肉を増やす。
 この体の働きによって筋肉で使われたテストステロンは消えてなくなる、と考えれば走り過ぎで減ることが納得できます
・筋肉が増えるとテストステロンの分泌量も高くなる
 トータルの筋肉量を増やすには、大きな筋肉が多い下半身を鍛える方が効率的。
 ジョギングや早歩き(ウォーキング)はテストステロンを増やす効果も大きい運動なのだ。
・ジョギングや早歩きをする場合、1ヵ月に120キロ程度の運動量がベスト

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