マッキンゼー最年少役員流・情報整理術「日経新聞は読む価値なし! その道のプロ3人に話を聞け」2017.1.2
並木裕太●フィールドマネージメント社長

・「マッキンゼーに入社して3、4年は劣等生でした。誰からも見向きもされなかった」
・マッキンゼーのルール通りに情報を集め、外部との打ち合わせ前の「インタビューガイド」
 打ち合わせ後の「インタビューノート」など膨大な資料も作った。しかし評価は上がらない。

・価値のあるアイデアを思いつくには?→情報の集め方を変える
・誰でも得られるメディアやネットの情報は並のアイデアしか出ない
・希少価値の高い情報を得て考えれば良いアイデアが出る
・日経を読む人は多いが、専門家から直接話を聞く人は殆どいない
・コンビニ担当時代は、伝説の店長やコンビニ出身の経営コンサルに会いに
 →何人かの話を統合し、ひねり出した“生きた”アイデアを社内の打ち合わせで発表すると、
  一気に上司であるパートナーからの注目を集めた。会いにいったのはたった3人。
  情報量が圧倒的に少なくても、最高の結果を出せる。
・ 数を減らして、限られたものの価値を高くする
・ヤンキースはわざと座席の数を減らしました。一席あたりの価値をあげて、入場料収入をあげた。
・“Less is more”は、情報にも当てはまる

・情報を闇雲に浴びることで害。
・影響を受けやすいので新聞や本を読むと、人の意見を自分の意見のように勘違いしてオリジナルの発想ができなくなる。
・みんなが思いつくことを自分が思いついて新しい発明をしたような気になることはしたくない。
・知っている情報を増やしていろいろなことに詳しくなる“情報屋”になることと、
 オリジナルのアイデアを生むことは僕の中ではトレードオフになると思っています
・最低限の情報で独自の発想を生むため、常日頃から情報の少ない環境づくり

・スマホを見ている時間はせいぜい30分
・情報遮断、思考する時間をつくる
・移動の車や電車の中でも考え事
・自分で考えるほどオリジナリティは高まる
・考えるテーマは担当する案件の数だけ常に頭の中にある
・新聞やニュースは見出しのみチェックする。目的は情報に色をつけない

・SNSも極力使わない
・Facebookも寝る前にぼーっと眺める
・友人の投稿を見て「元気そうだな」と思う程度。自分で発信するのは、連載や会社の告知くらいだという。

・多くの情報を浴びないことに加えて、情報を捨てることも、新しい発想を生む環境づくりには欠かせない。
・増やさない残さないが鉄則。メモもできるだけしない、すぐ捨てる

・最近ノートやペンを持ったことがない。使うとすれば携帯のメモ機能
 忘れると本当に困ることだけ。メールと一緒で、メモも不要になったらすぐに削除

・日頃は徹底して情報を遮断
・アイデアの裏付けにはマスメディアの情報を利用
・情報は、集めるタイミングと使い方も重要
・オリジナルのアイデアが固まったら、公の情報を積極的に集める
・過去5年間の関連記事を全部読むことも
・情報の広さを求めるのではなくて、内容を深め、発言の説得力を高めるため。
・情報は、アイデアを生むためではなくて、証明するために使うもの
・余計な情報は、百害あって一利なし。
・オリジナルのアイデアを自分で考え、それを補うように最小化された情報を集めて裏付け

▼並木式情報整理術「3カ条」
・メールは95%削除
・メールはその日のうちに必ず返信。保存すべき情報以外はすべて削除、毎晩受信ボックスは空にする。
・余計な情報は新しいアイデアを考える妨げになる。
・メモの賞味期限は1カ月
・新聞やネットニュースなどは見出しのみを見て、中身は見ない
・メディアの情報はだれでも知ることができ、2次的アイデアしか生み出さない

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