最新の医学データが示すダイエットの真実
シドノス 永田利彦+山田恒 / 精神科医

・ダイエットの定義:意図的にカロリー摂取量を減らそうとすること
・目標体重に達した後を考えていなので失敗し、ダイエット前より太る
・一時的に痩せることはできるが、一年以上維持するのは極めて困難
・ダイエットとリバウンドを繰り返す→代謝低下+脂肪細胞増加でますます太りやすく
・無理なダイエット→飢餓状態→強い空腹感→食べ過ぎ→失敗→再び無理なダイエット
・意識的に食事制限をすると、少しルールを破って食べると食べ過ぎる
・食事を我慢することで意志力、集中力が低下する

・9キロ以上の減量に成功したのは12%、2年後に維持できたのは2%(Stunkard et al., 1959)
・10%の減量を1年維持できたのは17%、(Kraschnewski, et al, 2010)
・1年で過半数は元の体重に戻り、ほとんどは3〜5年のうちに元の体重に戻る(Anderson, et al., 2001)

平均体重100キロの糖尿病患者が、一日1200から1800カロリーで週175分以上の早歩きをし、
月に数回のカウンセリングと記録によるセルフモニタリングをした
集中的なライフスタイル変更療法では9年後の体重減少は6%。

体重維持に成功した人の4要素
(1)控えめな低カロリー・低脂質食を続けている(1800kcal)
(2)運動をきっちりと続けていること(週に3300kcalの運動)
(3)毎日、体重測定(セルフモニタリングになる)
(4)必ず朝食を摂っている(朝食を食べるとレプチン濃度が低いままで食欲増進)

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