重要性を考える人が少ない理由

『バカをつくる学校』

賢くなる
・学校教育を超えて学ぶ
・賢い人間と付き合い彼らから学ぶ
・賢い人の本を読む
・思考力や発想力を付ける本を読む
・低レベル向けのメディアを使わない
・娯楽、エンタメを避ける

バカになる
・学校教育の枠内で学ぶ
・自己学習しない
・テレビ、ネットなどの低レベル向けメディアを使う
・低レベルな人間と付き合う
・原則として本を読まない、読むのはマンガ
・娯楽、エンタメを好む



・労働者としての必要最小限の知性で良い、指示を理解する、賢すぎない。
・消費者としては賢すぎては困る。どんどん浪費して欲しい。
・ほどほどの知性で良い。

知能高い 労働者として使いにくい 、消費者として賢すぎる
知能普通 労働者としてちょうどいい、消費者としてOK
知能低い 労働者として使いにくい、 消費者としてOK

従順さ、素直さ強い 労働者として使いやすい
従順さ、素直さ普通 普通
従順さ、素直さ弱い 労働者として使いにくい、起業家やフリーランスに向いている


一部の頭脳労働者、エリートは知能が高くないといけない。



・重要でないことで飯を食っている人がたくさんいる。
・彼らは重要度で物事を考えてほしくない。
・重要性を考える必要性や方法を語らない。
・重要性を考える必要性を知ってほしくない
 (どう考えてもどうでもいい研究をしている研究者)
 (重要度ゼロの暇つぶし、娯楽を提供しているエンタメ産業、娯楽産業)
 (メディアのニュースも重要性関係なく送り手の飯の種として刺激的情報を流す)

・一般的な学校や家庭は従順さを教育する。
・一般的な学校や家庭は本格的な知性を教育しない。
・トップクラスの学校、家庭はかなり本格的な知性を教育しようとする。
・社会や多くの組織は従順さを求めている。
・社会や多くの組織は本格的な知性は求めていない。
・極稀な組織は従順さだけでなく合理的な抵抗も認めている(会社に隠れて開発するなど)

・本格的な知性は懐疑的な態度に結びつきやすい
・懐疑的な態度は自明、常識、文化とされるものを相対化したり、疑ったり、批判したりし、秩序を乱す場合がある。
・本格的知性は権威にたいしても懐疑的になりやすい。

・労働者向け知性は権威に弱い
・労働者向け知性はメディアに弱い


2.重要性を考える必要性を教える人は少ない
3.重要性を考えたいと思う人は少ない

世界の真理は
ほとんどの人間はどうでもいい
ほどんどの物事はどうでもいい
ほどんどの思考はどうでもいい
ほとんどのニュースはどうでもいい


「何が重要か?何が重要でないか?」
という本質的な思考は社会の殆どの人間に必要とされていない。
世間の殆どの人間は労働者として生きていける程度に賢く従順であることが求められている。
殆どの人間は思考力も発想力も必要とされていない。

社会が馬鹿を作る。

社会 
支配層
労働者層

労働者層は労働者になれる程度の知性で十分、あとは従順さ。


・自分で分析したりして考える人はいらない。
・自分で判断して行動する人はいらない


・社会秩序を維持するには真剣に物事を考える人間はほんの一握りでいい。
・社会秩序を維持するには人口の大半は労働者として最低限必要な知性と従順さがあれば十分
・物を買わせるためにはあまり賢い人間が増えては困る
・労働者が賢くなりすぎては困る。

生産者としての大衆:労働者として最低限の知性と従順さ。
消費者としての大衆:浪費者として金をすぐに使う衝動性必要、熟考、余計な知性は不要。
選挙民としての大衆:民主主義や政治にあまり興味を持たない、持っていても浅い知識で十分。
          現体制を疑う知性はよくない。

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